日本価値創造ERM学会17回研究発表大会開催のご案内

  1. 開催日時
    第1部:基調講演
    2023年9月4日(月)15:00~17:00
    会場(明治大学アカデミーコモン)とオンラインでのハイブリット開催
    第2部:研究発表 2023年9月5日(火)10:30~17:00
    会場(日本工業大学神田キャンパス)とオンラインでのハイブリット開催
  2. 参加資格
    • 今年度は、第1部・第2部とも原則会員限定とします。個人会員、法人会員は無料で参加いただけます。
  3. 参加登録
    • 個人会員・法人会員の方は、以下のアドレスから参加登録してください。
      https://javcerm.jp/rpc17/verifyemail.php
      • 参加登録は、この案内メールをお届けしましたアドレスでお申し込みください。
      • 別のアドレスから大会参加をご希望の場合には、申込時にお知らせください。
    • 法人会員で複数名申し込みの場合
      • 本案内メールを差し上げました法人会員登録の担当者からお申込みください。
      • 最大3名まで登録いただけます(追加、削除可能です)。
  4. その他
    • 参加申込み登録完了されますと、受付完了のメールが届きますご確認ください。受付完了メールが届かない場合は事務局までご連絡下さい。
    • 会場参加は定員に達し次第締め切ることがございますので、予めご了承ください。

本年度の研究発表大会(第17回)を第1部9月4日(月)、第2部9月5日(火)に開催致します。今年度は、第1部の基調講演&パネルも原則会員限定となりますので、非会員の皆様には、研究発表大会を機会にご入会ご検討いただければ幸いです。

入会をご希望の方は下記、事務局までご連絡ください。
JAVCERM事務局:info@javacerm.jp
※「研究発表」の部を含む全体の大会参加のためのご入会の場合は、事務手続きの関係上、8月23日(水)までに年会費の振込み完了いただきますようお願い申し上げます。


第17回日本価値創造ERM学会 研究発表大会プログラム

第1部:基調講演『高付加価値経営の論理が提起する新たなマネジメントの視点』

本年3月末の東証による低PBR企業への改善要請は、日本企業の成長性や収益力に対する投資家の期待が低い現状を示す一方で、企業経営の高付加価値化に向けた転換のトリガーになるのではと注目されている。自社株買いや増配などの一過性の対応ではなく、本質的な付加価値向上を目指す為の経営についての延岡健太郎氏(大阪大学教授)による基調講演を受け、顧客価値追求を徹底する意義やナレッジマネジメントの見直しなど、高付加価値経営が示唆する新たなマネジメントの視点についてディスカッションを行う。

《プログラム》

  1. 日時:2023年9月4日(月)15:00~17:00
  2. 開催形式:明治大学アカデミーコモン2F(千代田区神田駿河台1-1)とオンライン(Zoom)でのハイブリッド開催
  3. 基調講演:「高付加価値経営の論理」(45分)大阪大学 大学院経済学研究科 教授 延岡 健太郎 氏
  4. サブ講演:「PBR向上と持続的価値創造」(10分)野村證券 金融工学研究センター長 太田 洋子 氏
  5. パネル・ディスカッション
    〈パネリスト〉
    延岡 健太郎 氏 大阪大学 大学院経済学研究科 教授
    塚田 虎之 氏 ローム(株)経営戦略本部 経理・財務 担当 統括部長(博士・経営科学)
    太田 洋子 氏 野村證券(株)金融工学研究センター長、日本価値創造ERM学会 副会長
    〈モデレーター〉
    小粥 泰樹 氏 日本価値創造 ERM学会 評議員・理事
  6. 交流会の開催:講演会終了後に交流会を実施予定(参加者は有料、詳細は別途ご案内)

〈講師紹介〉

延岡 健太郎(のべおか けんたろう)氏
1981年大阪大学工学部卒業。マツダ(株)入社、商品企画戦略担当。88年マサチューセッツ工科大学(MIT)経営学修士(MBA)、93年同経営学博士(Ph.D)。94年神戸大学経済経営研究所助教授、99年同教授。2008年より一橋大学イノベーション研究センター教授。12年より同センター長。2018年より大阪大学経済学研究科教授。専門は経営戦略、経営組織、技術経営。主な著作:『MOT[技術経営]入門』『価値づくり経営の論理』『アート思考のものづくり』『キーエンス 高付加価値経営の論理』など。日経経済図書文化賞受賞。一橋大学名誉教授、神戸大学名誉教授。

太田 洋子(おおた ようこ)氏
日本価値創造ERM学会副会長。野村證券(株)金融工学研究センター長。日本企業が抱える様々な課題に対して金融工学をベースとしたソリューションの提供およびコンサルティング活動に従事。直近は非財務情報の可視化に取り組んでいる。金融庁「ESG評価・データ提供機関等に係る専門分科会(2021)」、金融庁「インパクト投資等に関する検討会(2022)」等に委員として参加。共著に『企業価値向上の財務戦略』(ダイヤモンド社、不動産協会優秀著作奨励賞受賞)、『企業価値向上の事業投資戦略』(ダイヤモンド社、第5回M&Aフォーラム正賞受賞)など。

〈パネリスト・モデレーター紹介〉

塚田 虎之(つかだ とらゆき)氏
1999年 京都大学大学院エネルギー科学研究科 修了。ローム(株)入社。電子部品(抵抗器)の商品開発・技術開発に14年間従事の後、経営企画部門マネジャー、小信号デバイス事業部門長、経営管理室室長を経て、2023年より経営戦略本部 経理・財務 担当 統括部長(現職)。技術と財務の両視点からの企業価値向上に取り組む。発明協会 近畿地方発明表彰「発明協会会長奨励賞」(2012年)。京都大学経営管理大学院 経営科学専攻 博士後期課程修了(実践ファイナンス領域、2016年~2019年)。東北大学 工学研究科 非常勤講師(2023年)。

小粥 泰樹(おかい やすき)氏
日本価値創造ERM学会理事、元野村総合研究所研究理事。専門は金融機関経営とデジタル戦略。1988年野村総合研究所入社、公社債の数理分析、金融ソリューション系新事業開発、コンサルティング及びリサーチ業務などに従事し2023年6月退任。金融の付加価値とデジタル化の関係性に着目し、金融機関のDX支援を中心に活動。「流動性 vs 利便性 vs ナレッジ」(NRI知的資産創造2020/3)、「デジタル化が変える競争優位性」(NRI 2019年新春フォーラム)など。

第2部:研究発表

  1. 日時:2023年9月5日(火)10:30~17:00
  2. 開催形式:日本工業大学 神田キャンパス(千代田区神田神保町2-1)とオンライン(Zoom)でのハイブリッド開催

《プログラム》

10:30-10:40
総合司会 副会長 太田 洋子(野村證券)
開会挨拶 会長 三宅 将之(日本工業大学)

10:40-12:10 研究報告A:知的財産と企業価値(各25分)座長:三宅 将之(日本工業大学)

  1. 「園市場における絵本コンテンツと保育者の関係性の科学的検証に関する考察」
    伊藤 健・加藤 晃(東京理科大学)
  2. 「技術資産の特徴から見る研究開発生産性の決定要因について」
    金本 径卓・加藤 晃(東京理科大学)
  3. 「【幼保園市場】マーケティング・プラットフォーム戦略に関する新規事業提案 」
    高畑 真悟・加藤 晃(東京理科大学)

10:40-12:10 研究報告B:ESG(各25分)座長:藤原 浩一(同志社大学)

  1. 「GHG排出量の削減が財務ならびに市場パフォーマンスに及ぼす影響」
    岡田 一郎(京都大学)
  2. 「日本企業の国際化と環境パフォーマンス―GHG排出量に基づく分析―」
    郭 チャリ(帝塚山大学)・加藤 政仁(中京大学)
  3. 「ESG格付と企業不祥事発生率の関係」
    王 京穂(明治大学)・笠井 康則(リフィニティブ)・肖 思名(明治大学)

12:10-13:00
休憩(昼食時間)

13:00-15:00 研究報告C:経営戦略とリスクマネジメント(各25分)座長:王 京穂(明治大学)

  1. 「コングロマリット日本大企業製造業における両利きの経営」
    髙﨑 正浩・ 加藤 晃(東京理科大学)
  2. 「グローバル・ニッチトップ企業からグローバル・メガ企業への飛躍の要件~空気圧機器市場の3社比較分析~」
    太田 茂・加藤 晃(東京理科大学)
  3. 「リスクと不確実性:マクロ経済体系の中での企業のコントロールについて」
    藤原 浩一(同志社大学)・熊谷 善彰(早稲田大学)
  4. 「不祥事調査報告書公表と株式市場の反応に関する実証分析」
    瀧澤 創(椙山女学園大学)

13:00-15:00 研究報告D:人的資本とWell-being経営(各25分)座長:徳島 勝幸(ニッセイ基礎研究所)

  1. 「人的資本開示と株主資本コスト」
    内藤 誠(レオスキャピタルワークス)・加藤 康之(京都先端科学大学)
  2. 「中小企業におけるWell-being経営について~自社の事例を通じて~」
    金井浩之(大和不動産鑑定)
  3. 「製薬業界の人的資本情報開示」
    加藤 晃(東京理科大学)・豊田 雄彦(大妻女子大学)
  4. 「建設業における現場技術者の将来の役割・働く姿に関する考察」
    島田 覚・加藤 晃(東京理科大学)

15:00-15:15
休憩

15:15-16:45 研究報告E:業界研究(各25分)座長:砂川 伸幸(京都大学)

  1. 「マクロ定量モデル及び地図メッシュデータを活用した事業環境分析~需要減少ガソリンスタンドの抽出~」
    阿部 信樹(野村證券)
  2. 「10年後の観光業の展望と地方における存立可能性の研究」
    新堀 毅(NBRコンサルティング)・近山 俊也(中小企業診断士)
  3. 「賃金上昇を持続させるために必要な要素」
    小池 理人(SOMPOインスティチュートプラス)

15:15-16:45 研究報告F:価値創造と価値評価(各25分)座長:加藤 晃(東京理科大学)

  1. 「SDGs債発行と株式市場の反応」
    加藤政仁(中京大学)
  2. 「劣後債・劣後ローンによる資金調達が企業の株価に与える影響」
    中山 健悟(三菱UFJ銀行)
  3. 「NFTを活用したワイズスペンディングによる価値創造についての一考察~web3における付加価値の適正分配~」
    望月利昭(明治大学)

16:45-17:00
閉会挨拶 副会長 皆川 宏(日本価値創造ERM学会評議員・理事)

以上