【第12回】ERM経営研究会(オンライン開催)
- 日時:2025年10月15日(水)18:45~20:15
- 形式:オンライン(Zoom)
- テーマ:「ルール遵守を“やらされ感”から“納得感”へ―ERMに活かす行動変容の仕組み―」
- 登壇者:梅田 健太郎 博士(知識科学)
- 内容:企業におけるリスク管理や内部統制は、制度として整備されても、現場に浸透せず「形骸化」してしまうことが少なくありません。その背景には
・ルール遵守が“やらされ感”にとどまり、組織メンバーの意欲につながらない
・情報共有が形式的になり、知識活用や創造性を損なう
・海外拠点を含む多様なコンテクストでルールが迅速に浸透しにくい
といった根本的な課題があります。今回の講演では、これらの課題に対し「未来志向型コーチング」を活用した内部統制知識マネジメントの枠組みを提示した上で、大規模製造業での実証事例を紹介いただきます。特に、
・本社と事業部門、海外子会社間での知識コミュニケーションの仕組み
・従業員の動機づけを高める未来目標志向のリーダーシップ
・形骸化を防ぎ、組織変革を加速する実効的なERMのデザイン
について具体的に議論します。実効性のあるリスク管理の実現に向けて日々取り組まれている皆様、是非、この機会に奮ってご参加いただければと存じます。
※参加を希望される方は、下記URLよりお申込みください。
https://javcerm.jp/sger2/verifyemail.php
※尚、会員以外の方でも、本テーマにご関心がある方には是非ご参加いただきたく、皆さまからのお声がけをよろしくお願い致します。
ご参考:新研究会「ERM経営研究会」のテーマ ※第1回開催案内より抜粋
「COSO全社的リスクマネジメント」において、ERMは「組織が価値を創造し、維持し、および実現する過程において、リスクを管理するために依拠する、戦略策定ならびにパフォーマンスと統合されたカルチャー、能力、実務」と定義されています。このように、ERMには、『ERM経営』と表現されるような、価値創造や経営戦略と密接不可分な役割が期待されているといえるでしょう。しかしながら、多くの企業では、『ERM経営』とも言うべき経営管理態勢の構築は道半ばであり、経営戦略とERMは、「分断」または「別のもの」としてマネジメントされているのが現状ではないでしょうか? 今回、JAVCERMでは、『ERM経営研究会』を開催し、「ERM経営とは何か?ERM経営が実現できているとはどういうことか?」「ERM経営を実現するには何が必要か?本質的に重要なことは何か?」といったことについてゼロベースで議論し、 ERMの企業経営への真の適用に向けた知見を積み上げていきたいと考えております。このテーマは当学会発足時の問題意識に改めて正面から向き合うものとも言えます。ご関心のある方は奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。