- 開催日時
第1部:研究発表 2025年9月4日(木)09:45~15:10
会場(東京理科大学神楽坂キャンパス:東京都新宿区神楽坂2-6 PORTA神楽坂5階)とオンライン(Zoom)でのハイブリット開催
第2部:基調講演&ディスカッション 2025年9月4日(木) 15:45~18:15
会場(東京理科大学神楽坂キャンパス:東京都新宿区神楽坂2-6 PORTA神楽坂5階)とオンライン(Zoom)でのハイブリット開催 - 参加資格
- 第1部の研究発表は会員限定とし、個人会員・法人会員(3名まで)は無料で参加いただけます。
- 第2部の基調講演&ディスカッションは会員向けではありますが、当学会に興味・関心のある非会員の方も特別に参加できます。是非ご参加下さい。
- 参加登録
- 以下のアドレスから参加登録してください。
https://javcerm.jp/rpc/verifyemail.php- 会員の方は、この案内メールをお届けしましたアドレスでお申し込みください。
- 別のアドレスから大会参加をご希望の場合には、申込時にお知らせください。
- 法人会員で複数名申し込みの場合
- 本案内メールを差し上げました法人会員登録の担当者がお申込みください。
- 最大3名まで登録いただけます(追加、削除可能です)。
- 以下のアドレスから参加登録してください。
- その他
- 参加申込み登録完了されますと、返信メールにて当日のZoomのURLなどが自動返信されますのでご確認ください。万が一、受付完了メールが届かない場合はJAVCERM事務局までご連絡下さい。
- 会場参加・懇親会は定員に達し次第締め切ることがございますので、予めご了承ください。
非会員の皆様には、研究発表大会を機会にご入会ご検討いただければ幸いです。
入会をご希望の方はJAVCERM事務局までご連絡ください。
第19回日本価値創造ERM学会 研究発表大会プログラム
第1部:研究発表
- 日時:2025年9月4日(木)09:45~15:10(受付開始 09:25)
- 開催形式:東京理科大学神楽坂キャンパス:東京都新宿区神楽坂2-6 PORTA神楽坂5階とオンライン(Zoom)でのハイブリッド開催
《プログラム》
09:45~10:00 開会式【P51会場】
総合司会 副会長 太田 洋子(野村證券)
開会挨拶 会長 加藤 晃(東京理科大学)
10:00~12:00 研究報告A【P51会場】
ESG/SDGs(各40分)座長:砂川 伸幸(京都大学)
- 「ESGの逆因果」
鷹野 広和(弁護士法人シーライト) - 「ESG格付けと株価―業種の視点」
王 京穂(明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科)・王 瑶(明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科) - 「気候変動対応における中小企業のとるべき企業価値向上戦略について」
中川 靖章(三菱商事株式会社)
10:00~12:00 研究報告B【P52会場】
人的資本/無形資産(各40分)座長:三宅 将之(日本工業大学)
- 「人的資本開示情報の比較可能性と分析手法の検討」
宮永 雅好・寺口 順子・佐々木 正成(中央大学大学院戦略経営研究科) - 「大学における無形資産マネジメントについての一考察
望月 利昭(学校法人明治大学教務事務部) - 「未上場企業のM&A取引価格決定要因に関する実証分析―所在エリアの影響―」
米澤 恭子(京都大学博士後期課程)・加藤 政仁(中京大学 経営学部)
12:00~13:10 休憩(昼食時間)
13:10~14:30 研究報告C【P51会場】
企業価値/事業価値①(各40分)座長:姜 理恵(城西大学)
- 「イタリアのものづくりに学ぶ意味的価値創造とミドルウェアとしての中小企業診断士の新たな役割」
百瀬 直樹(フォスカリーニジャパン株式会社) - 「企業のパーパスが財務パフォーマンスに及ぼす影響についての実証分析」
林 寿和(京都大学博士後期課程、ニッセイアセットマネジメント株式会社)
13:10~14:30 研究報告D【P52会場】
企業価値/事業価値②(各40分)座長:梶原 真紀(和光大学)
- 「企業組織はなぜ破壊的イノベーションを看過するのか:経営意思決定と組織学習行動に関する強化学習モデルによる検証」
藤原 浩一(同志社大学大学院ビジネス研究科)・熊谷 善彰(早稲田大学教育・総合科学学術院) - 「情報の非対称性(information asymmetry)を加味した新たな金融機関の生産性・効率性モデルの研究」
山下 正人(京都中央信用金庫)
13:10~15:10 研究報告E【P53会場】
リスクマネジメント/CG(各40分)座長:徳島 勝幸(ニッセイ基礎研)
- 「経営理念とリスクマネジメント体制に関する一考察―電気機器メーカーの事例分析―」
那須 亮介(光産業創成大学院)・姜 理恵(城西大学経営学部) - 「中小企業におけるERMの効用と普及」
久保田 晋爾(高知工科大学大学院工学研究科基礎工学専攻) - 「日本企業における取締役会の監督機能強化の必要性〜独立社外取締役からの取締役会議長選任〜」
野中 隆之(明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科)
第2部:基調講演&パネルディスカッション
『企業価値はどう創られるのか―リスク認識に支えられた意思決定の質を再考する―』
企業の持続的な成長と価値創造において、経営判断の質が果たす役割はこれまで以上に重要になっています。とりわけ、M&Aや新規事業への投資といった重要な意思決定においては、将来の不確実性をどのように捉え、リスクとしてどう認識・共有するか。そのリスク認識の深さと、それに基づく意思決定プロセスの質が、企業価値の根幹を成すものと考えられます。本セミナーでは、「企業価値はどのように創られるのか」という問いに対し、リスク認識に支えられた意思決定の質に焦点を当て、経営実務と定量分析の両面からその本質を探ります。
基調講演1では、テルモ株式会社で代表取締役社長を務め、現在は一橋大学大学院経営管理研究科の特任教授である新宅祐太郎氏をお迎えします。企業成長を目的としたM&A戦略の遂行、その背後にある意思決定の構造、財務的視点の活かし方、そしてリスクを経営の中心に据える姿勢について、豊富な実務経験に基づいた知見をご紹介いただきます。
続く基調講演2では、野村證券株式会社のクオンツアナリストである張替一彰氏が登壇し、統合報告書などに含まれるテキストデータを用いた定量分析に基づく最新の研究成果をご紹介いただきます。企業の開示情報から経営層のリスク認識や意思決定の質をどのように読み取れるのか。特に、経営品質の高い企業に共通する「リスクの語り方」や情報開示の傾向に注目し、リスク認識と企業価値との関係についての理解を促す分析結果を紹介します。
これらの講演を踏まえたパネルディスカッションでは、新宅氏、張替氏に加え、当学会の加藤会長も参加して、価値創造を実現している企業におけるリスク認識の共有、意思決定プロセスの構築、その実装の在り方について議論を深めます。とりわけ、リスクに関する判断や対応の質、そしてそれが組織内でいかに共有・活用されているかに注目し、数値や枠組みでは捉えきれない、意思決定の背後にある思考の質と、リスクマネジメントの実践的な結びつきについて議論を深めます。
《プログラム》
- 日時:2025年9月4日(木)15:45~18:15
- 開催形式:東京理科大学神楽坂キャンパス(東京都新宿区神楽坂2-6 PORTA神楽坂5階)の【P51会場】とオンラインでのハイブリット開催
- 解題:日本価値創造ERM学会会長 加藤 晃 氏(15分)
- 基調講演1:「成長、企業価値、リスク対応」(45分)
新宅 祐太郎 氏(一橋大学大学院経営研究科特任教授、元テルモ代表取締役社長) - 基調講演2:「開示情報から見た経営の品質―リスク認識がカギ―(仮)」(15分)
張替 一彰 氏(野村證券株式会社 金融工学研究センター シニアクオンツアナリスト) - パネルディスカッション(質疑応答含めて75分)
〈パネリスト〉
新宅 祐太郎 氏(一橋大学大学院経営研究科 特任教授、元テルモ代表取締役社長)
張替 一彰 氏(野村證券株式会社 金融工学研究センター シニアクオンツアナリスト)
加藤 晃 氏(東京理科大学 嘱託教授、日本価値創造ERM学会 会長)
〈モデレーター〉
小粥 泰樹 氏(日本価値創ERM学会 副会長 評議員・理事) - 懇親会の開催について
講演会終了後に懇親会を実施予定です。- 開催時間:18:30~20:30頃まで
- 参加費:4,000円
- 会場:東京理科大学神楽坂キャンパス8号館1階 学生食堂
- 参加費は当日受付にてお支払いください。
- 懇親会に参加される方は8月24日(日)までに参加登録をお願いいたします。
〈講師紹介〉
新宅 祐太郎(しんたく ゆうたろう)氏
1979年に東京大学国際関係論学科を卒業後、東燃株式会社(現エネオス)に入社。1983年にカリフォルニア大学バークレー校にて経営学修士(MBA)を取得。1999年にテルモ株式会社入社、2010年に同社代表取締役社長に就任。現在は、株式会社クボタおよび構造計画研究所の社外取締役を務める。一橋大学大学院経営研究科の特任教授、東京大学社会連携本部アドバイザー、国際医療福祉大学評議員。
張替 一彰(はりがえ かずあき)氏
1991年に野村総合研究所入社後、1998年に野村證券に転籍。一貫して、ERM関連業務に従事。経済産業省「事業リスク評価・管理人材育成システム開発事業」、「R&Dガバナンス調査研究会」、気象庁「天候リスク研究会」、国土交通省「不動産リスクマネジメント研究会」等に委員として参加。著書に『企業価値向上の財務戦略』(ダイヤモンド社、共著、不動産協会優秀著作奨励賞受賞)、『企業価値向上の事業投資戦略』(ダイヤモンド社、共著、第5回M&Aフォーラム賞『正賞』受賞)等。早稲田大学ファイナンス修士修了。
〈モデレーター・パネリスト紹介〉
加藤 晃(かとう あきら)氏
東京理科大学大学院経営学研究科 嘱託教授、京都大学経営管理大学院 特命教授。青山学院大学大学院国際マネジメント研究科博士後期課程修了、博士(経営管理)。1982年、防衛大学校卒業後、貿易商社、AIU保険会社、愛知産業大学経営学部教授、2020年4月、東京理科大学大学院経営学研究科 教授に就任、2025年4月より現職。経済産業省ISO/TC322委員・エキスパート、(社)日本証券アナリスト協会サステナビリティ報告研究会委員、日本価値創造ERM学会会長。著書・監訳・論文多数。
小粥 泰樹(おかい やすき)氏
日本価値創造ERM学会理事、元野村総合研究所研究理事。専門は金融機関経営とデジタル戦略。1988年野村総合研究所入社、公社債の数理分析、金融ソリューション系新事業開発、コンサルティング及びリサーチ業務などに従事し2023年6月退任。金融の付加価値とデジタル化の関係性に着目し、金融機関のDX支援を中心に活動。「流動性 vs 利便性 vs ナレッジ」(NRI知的資産創造2020/3)、「デジタル化が変える競争優位性」(NRI 2019年新春フォーラム)など。